今月の一枚

今月の一枚
<作品解説>

梅雨が明けると連日真夏日、猛署日となるのは例年のことで、都心の銀座などではほこりを鎮めたり、照り返す暑さをやわらげたりするために浴衣姿の女性たちが道路に水を撒く、打ち水の行事が賑やかに行われる。夏の風物詩として多くのアマチュアカメラマンの被写体となる。それはそれとして、下町を散策していると自宅の前の小道や庭先にホースなどで水を撒く情景が日課のように見られる。
私が好きな神楽坂には石畳の残る路地が何か所かあり、この時期には老舗の料理店などの女将や従業員が客を迎えるために、着物姿に手桶と柄杓でねんごろに水を打つ情景があり風情満点である。
神楽坂は夏目漱石の縁の地で、『吾輩は猫である』にちなんだわけではないだろうが、飼い猫が多く見られるところで、3年前までは毎年10月には思い思いの猫の姿に扮装した猫好きの人たちが集まって「化け猫パレード」が賑やかに行われていた。これも猫が多く居たからだろうが、その催しも無くなり、最近は猫の数も少なくなり寂しい限りである。ちなみに今年は漱石生誕150年の年である。
写真の猫は石畳のある路地の二階の簾からひょいと顔を覗かせた一枚で、いかにも打ち水を楽しんでいるようだった。

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龍子は、中谷吉隆の俳号です。

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